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平成19年度芸術創造活動重点支援事業

フランツ・レハール作曲
『微笑みの国』

■ 公演日  2007年10月13日(土) 14日(日)開演14:00

■ 会 場  北とぴあ さくらホール 


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2007/10/23
創立30周年記念公演『微笑みの国』の集大成
芸術監督 寺崎裕則
 創立30周年記念公演の金字塔、フランツ・レハールの『微笑みの国』公演は、10月13日、14日、北とぴあ・さくらホールで行われ、2日間とも満員の観客は、時の経つのも忘れ、微笑みと涙の感動の渦に巻き込まれ、出演者一同の見送りの中を興奮さめやらず、<私の愛は、あなたの愛・・・>を口ずさみながら家路を辿りました。

 13日の出演者、スー・ホン役で世界のヘルデン・テナーとなった韓国を代表するイ・ヒョンは、5年ぶりの出演で、更に深みを増し、皇太子時代と皇帝との歌い分けをし、今や日本のオペラ・オペレッタ界を代表するプリマドンナ、リーザ役の佐々木典子は、見事に今迄の殻を脱皮し、自由奔放に、大胆でそれでいてごく自然に歌い芝居し、世阿彌のいう“眞の花”を開かせた。グストル役の坂本秀明は、このやさしいようで一番難しい役柄を燻し銀の光彩を放ち好演、ミー王女の針生美智子は上昇気流に乗り、めきめきと腕を上げ、舞台に華やぎを添えた。
 14日は、テナーの王国オペレッタの階段を上りつめていく田代誠が今迄の役柄とは全く違ったスー・ホン役に挑戦。見事に初陣を飾ったが、「この役は深いですね、是非、何度も繰り返ししたい」との事。リーザ役は『こうもり』のロザリンデで見事なオペレッタのプリマとなった山口道子が、指揮のヴァーラディ・カタリン女史からオペラとオペレッタの違いを学び、オペレッタの王道を進み、格調高いリーザとなった。グストル役の飯田裕之も初役で、稽古では散々絞られたが、初々しく、凛々しい、竜騎兵中尉となった。ミー王女役の森美代子は、みずみずしい感受性とフレッシュさを発揮、歌詞が2階席まではっきり聴こえ、このまま成長していくことを願う。
 また両日共、このドラマの要役、序幕ではリヒテンフェルス伯爵、2幕以降はチャン式部長官役の平野忠彦は、その存在感と説得力でこのドラマを引き締めリーザとスー・ホン、グストルとミー、西と東の愛と哀しみの姿をくっきり浮かび上がらせた。そして、将軍役と宦官役のピン、ポンの川端槇二と霜山多加志、ウィーンの将軍夫人役と後宮の女官長役の木月京子と、リヒテンフェルス伯爵の姪と後宮の女性玉香の北條聖子は、98年以降、同じ役で脇を固め、日本オペレッタ協会の特色であるアンサンブル・オペレッタの醍醐味を味合わせてくれた。
 当協会の今一つの特色は、1つの演目を創ったら、あとは何度も上演し、磨き上げる日本の伝統様式「磨き上げ方式」で完成の道を辿るのだが、決して同じものではなく、毎回新しい試みをしなければ意味がない。当協会合唱団、東京バレエ団と同時に、今回は京劇の型を前回以上に駆使し、第2幕の戴冠式を簡にして豪華に見せた、台湾で京劇の闘技、武打の名手として知られた歌舞伎の市村萬次郎丈の夫人、市村潔子さんが大詰の魑魅魍魎の場で特別出演し、その妙技を披露。また戴冠式の前に、古式に則って、皇帝だけが“天覧する”「龍と鳳の舞い」を中国宮廷古典舞踊の振付家、閻氏と鈴木恵子の振付で鳳仙功舞踊団研究所・鳳仙功舞踊団が舞ったのも世界で初の試みだったが、F・レハールの音楽の中に入っても少しも違和感がなく、ごく自然で溶け込めたのは、演出者としては、胸を撫で下ろした。
 音楽監督と指揮は、ハンガリーの至宝ヴァーラディ・カタリンで、この『微笑みの国』の音楽も、日本オペレッタ協会管弦楽団の特色を識り抜いた上で、オーケストラは勿論のこと歌役者とも徹底的な稽古をし、今回は8回目だが、音楽と舞台が一体となった“人間の音楽劇”となり、創立30周年の集大成となった。
 観客の皆さま、日本オペレッタ協会を支援して下さる北区、そして30年間熱い支援し続けていただいている皆さまに深く感謝を申し上げます。
 そしてこれからも日本にたった一つしかないオペレッタ専門の「財団法人 日本オペレッタ協会」に力強い御支援をよろしくお願いいたします。

アンケート紹介!

13日(土)

新発想の演出に共鳴する。佐々木典子さんの華が秀逸で、舞台全体を引っ張っていた。出演者と鑑賞者が一体となり、大いに盛り上がった。終演後の出演者の送りは、素晴らしい。今後も続けて欲しい。オペレッタ協会創立30周年を転機に、新しいジャンルへの展開を期待している。

皆さん、Excellent!最高の「微笑みの国」でした。

初めてオペレッタを観ました。時間を感じさせない素晴らしい演出。すべてに満足です。舞台でこんなに感動したのは初めてかもしれないです。ありがとうございました。

演出、舞台装置、衣裳、すべて豪華でドラマチックにオペレッタを盛り上げて居られました。素敵なステージでした。舞踊も良し。

楽しく美しく、すっかり楽しませていただきました。

甘美な旋律、軽快な律動、愉快なり。美術、和風でしっとり感。清風で華。

前回よりオケが充実し、舞台も見ごたえあり。また、コーラスともよくまとまっている。

とても充実。楽しかった。

素晴らしい舞台でした。最後は本当に感動しました。

心にしみる感動的なものでした。「君こそわが心」が聴けただけで幸せいっぱいです。

前回(十数年前)より、数段向上した公演で感動しました。

ミー(針生美智子)の人が良かったです。

特にイーヒョンの歌唱力は素晴らしかった。ドイツやオーストリアで何度もこの曲を聴いてきたが、彼のアリアは素晴らしいと思う。オーケストラの演奏も良かった。


日本語ではどうかと思ったが、わかりやすかった。ドイツ語で前に観ている。

歌が素晴らしかった。ミー王女(針生美智子)の声がきれいで癒される思い。
イーヒョンさんは韓国人らしく声量が大きく、見事な歌唱でした。なまりは(前観た時の楊さんは中国人だった)日本人に似ているようです。イーヒョンさんの「微笑み」はチャームでした。韓国大河ドラマで、李舜臣(日本と戦った朝鮮の将軍さん)が死ぬときの微笑みに、とても似ていました。四人の妃の服は、最初の北とぴあの公演の時と違って良くなっていました(好し好し)。


14日(日)

とても感動しました。演出も素晴らしいです。

良質のオペレッタに仕上がり楽しめました。また良く涙しました。山口さん、素晴らしかったです。

日本語であるために歌詞のわからない部分が耳障りでした(ごめんなさい!)※演出はとても良かった。

田代スーホンすごい良かったです。めちゃ泣けました。グストル(飯田裕之)とミー(森美代子)も良かった。

皇帝(田代誠)のテノールにしびれました。舞台も美術も照明もゴージャスですね。音楽も素晴らしかったです。

初めてでしたが楽しかった。色彩がきれいでした。

バレエ、京劇、オペレッタの混成で最高。映像演出が非常に良かった。

初めて劇を観ましたが、歌に大変感動しました。動作の資質にとても品がありました。

スーホン皇太子(田代誠)、素晴らしかったです。ミー王女(森美代子)可愛いのに歌がすごい。やはりオペラ歌手って素晴らしいです。

一度『微笑みの国』を観たかったので、知ったメロディーもあり楽しかった。

自然な演技と抜群の歌唱力に魅了されました。

演出が素晴らしかったです。とても美しく楽しかったです。特に山口道子さん、素晴らしかったです。

森美代子、発声が二階まで通り、美しかった。田代は声も発声も良い。

これまでオペレッタで感銘を受けたのは「こうもり」だけ。他は失望。今回は比較的良かった。こういう生真面目な演目もあるのか。笑いが欲しかった(笑いの場所でも笑えず)。田代誠が良かった。

田代さん山口さんのハーモニー、言葉が聴き取れる歌唱で楽しめました。バランスよい代表作品。DVD、バレエ、中国宮廷古典舞踊も良かった。ビデオの発売が待たれます。
音楽がわかりやすく聴きやすかった。最後までワクワクしながら楽しめました。

森美代子さんとても良かったです。

ほんとに素晴らしく、わかりやすかった。出演者も良かったです。

お芝居等はあまり好きでなかったのですが、とても感動しました。いい体験をしました。有難うございました。

とにかくすごい迫力で素晴らしかったです。

素晴らしい舞台。ありがとうございました。

一部はそれほどでもなかったが、二部からぐんぐん引き込まれとても素晴らしかったです。ありがとうございます。

舞台装置、衣裳と素晴らしく、演技も良いし、踊りも素晴らしく幸せな気分を味合わせてくれた。ただ、歌詞がもう少し聴こえれば尚良かった。

レハールの美しいメロディーが情感豊かに歌い上げられ、演出も無駄がなくとても楽しめました。日本語なのでわかりやすい。年金生活になり高いオペラやオペレッタを観に行けないので、今回のC席のような席を、是非またお願いします。

美しく、楽しく、夢のようでした。内容も良かった。

音楽、歌声、舞台装置、全て良かった。オーケストラだけの幕間は明るくした方が。

現代風なものも取り込まれていて少しびっくりしました。とても面白かったです。




公演速報ハイライト!!!
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【作曲】フランツ・レハール
【訳詞】滝 弘太郎
【美術】川口 直次
【照明】奥畑 康夫
音響山北 史朗
【ステージング】藤代 暁子
【衣裳・ヘアメイク】清水 悌
【バレエ振付】横井 茂/新井 雅子


【芸術監督・台本・演出】
寺崎 裕則
【音楽監督・指揮】
ヴァーラディ・カタリン


【出   演】
《お知らせ》
陸軍元帥フェルディナンド・リヒテンフェルス伯爵/チャン式部長官役で出演予定の小栗 純一は
急病の為、平野忠彦に変更になりました。

清国・スー・ホン皇太子
イ・ヒョン
(13日)
清国・スー・ホン皇太子
田代 誠
(14日)
伯爵令嬢リーザ
佐々木 典子
(13日)
伯爵令嬢リーザ
山口 道子
(14日)
ミー王女
針生美智子
(13日)
ミー王女
森 美代子
(14日)
竜騎兵中尉
グスタ・フォン・ポッテン
シュタイン伯爵
坂本 秀明
(13日)
竜騎兵中尉
グスタ・フォン・ポッテン
シュタイン伯爵
飯田 裕之
(14日)
陸軍元帥
フェルディナンド・
リヒテンフェルス伯爵/
チャン式部長官
小栗 純一
ハルデック将軍/ピン
川端 槇二
グランツァ男爵/ポン
霜山 多加志
エレオノーレ/フー・リン
木月 京子
ローレ/玉香
北條 聖子



【合   唱】 日本オペレッタ協会合唱団
【演   奏】 日本オペレッタ管弦楽団
【バ レ エ】 東京バレエグループ

【主催・製作】 (財)日本オペレッタ協会
【共   催】 (財)北区文化振興財団/北区
【後   援】  中国大使館 文化部/ハンガリー共和国大使館/日本ハンガリー友好協会/テレ玉/(株)文化放送
【協   賛】  ヒノキ新薬(株)/城北信用金庫/東京都北区商店街連合会
【助   成】 (財)三菱UFJ信託芸術文化財団/(社)東京倶楽部

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